“曲阿”の読み方と例文
読み方割合
きょくあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方、呉の兵船は、弔旗ちょうきをかかげて、国へ帰り、孫策は、父のひつぎを涙ながら長沙城に奉じて、やがて曲阿きょくあの原に、荘厳な葬儀を執り行った。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世間でも、父の遺臣の中でも、彼の成長に期する者は多かったが、如何せん、父孫堅の屍を曲阿きょくあの原に葬って、惨たる敗軍をひいて帰ったその年は、まだ年歯わずか十七歳で——。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)