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暗鬱
ふりがな文庫
“暗鬱”の読み方と例文
読み方
割合
あんうつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんうつ
(逆引き)
相模灘を圧している水平線の腰の辺りには、雨をでも含んでいそうな、
暗鬱
(
あんうつ
)
な雲が低迷していた。もう、午後四時を廻っていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
暗鬱
(
あんうつ
)
な日がやがて暮れてしまった。省三は机の前に坐っていた。彼は夕飯に往こうともしなければ、細君の方からも呼びに来もしなかった。
水郷異聞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこでも、味い
剰
(
あま
)
すがゆえにいつも
暗鬱
(
あんうつ
)
な未練を残している人間と、飽和に達するがゆえに明色の恬淡に
冴
(
さえ
)
る人間とは極端な対象を做した。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
暗鬱(あんうつ)の例文をもっと
(16作品)
見る
“暗鬱”の意味
《名詞》
気分が暗く沈むさま。うっとうしいさま。
(出典:Wiktionary)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
“暗鬱”の類義語
陰鬱
沈鬱
気鬱
“暗”で始まる語句
暗
暗闇
暗澹
暗夜
暗誦
暗黒
暗示
暗礁
暗々裡
暗中
“暗鬱”のふりがなが多い著者
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
吉川英治
佐左木俊郎
徳田秋声
神西清
菊池寛
国枝史郎
太宰治
岡本かの子
永井荷風