“日照(ひで)” の例文
そのかすかなかすかな日照(ひで)り雨が霽(は)れましたので、草はきらきら光り、向(む)こうの山は明るくなって、たいへんまぶしそうに笑(わら)っています。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
品川のはずれまで魚心堂が見送りに出て、幸先(さいさき)を祝って四人のうしろから扇子の風を送った……四人旅、悲しく死んだお妙の泪のような日照(ひで)り雨(あめ)に濡(ぬ)れて……。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
日照(ひで)り續きの庭に箒目(はうきめ)美しく掃除(さうぢ)が屆いて、其處には足跡らしいものもなく、縁側は行止りですから、若しお鈴が人に殺されたものとすれば、曲者は外から入つたのでなく
「此地(ここ)は韓國に向ひ笠紗(かささ)の御前(みさき)にま來通りて一五、朝日の直(ただ)刺(さ)す國、夕日の日照(ひで)る國なり。かれ此地(ここ)ぞいと吉き地(ところ)」と詔りたまひて、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に氷椽(ひぎ)高しりてましましき。
真夏日の日照(ひで)りはげしき街(まち)をあゆみふと耳に入る発電機(ダイナモ)の響
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さて、かすかなかすかな日照(ひで)り雨が降(ふ)りましたので、草はきらきら光り、向(む)こうの山は暗(くら)くなりました。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
下草を而も日照(ひで)りに眼を射るは山百合のしろき裂長(きれなが)の花
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
下草を而も日照(ひで)りに眼を射るは山百合のしろき裂長(きれなが)の花
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)