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施物
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せもつ
ふりがな文庫
“
施物
(
せもつ
)” の例文
然
(
しか
)
るに南蛮宗は一切の
施物
(
せもつ
)
を受けず、
却
(
かえ
)
つて
之
(
これ
)
を
施
(
ほどこ
)
して
下民
(
げみん
)
……いや人民の甘心を買ひ、わが一党の邪魔をすること
尤
(
もっと
)
も奇怪なり。
ハビアン説法
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
あゝコスタンティーンよ、汝の歸依ならず、最初の富める父が汝よりうけしその
施物
(
せもつ
)
はそもいかなる禍ひの母となりたる 一一五—一一七
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
その時分、舞台では海土蔵の弁慶がますます発揮し、富樫の
施物
(
せもつ
)
を受取って、一同この関を通り抜けようとする。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
御式
(
ぎょしき
)
を、見ようとして、集まる男女。また、供養の
施物
(
せもつ
)
に、
蟻
(
あり
)
のように寄る窮民の群れ。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
市
(
いち
)
の
施物
(
せもつ
)
を夢みつつ
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
施
常用漢字
中学
部首:⽅
9画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“施”で始まる語句
施
施主
施行
施与
施餓鬼
施薬院
施米
施療
施粥
施設