“施米”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せまい88.9%
ほどこしまい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だからあつしはしやくにさはるんで、あれ程の娘を人身御供に上げるんだから、三千石くらゐは施米せまいに出したところで、たいしたことはあるまいと——」
「そんなことがあるものかね。たとえ、お施米せまい小屋のような中へ、わらをかぶって寝ればとて、みんなで一緒に暮らしているほど、しあわせなことはないんだよ」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「寛保二年、うるう十月の饑饉ききん、武州川越、奥貫おくぬき五平治、施米ほどこしまいの型とござあい——」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)