トップ
>
故里
>
くに
ふりがな文庫
“
故里
(
くに
)” の例文
その顔、その声——カックスレイの
故里
(
くに
)
のブライトンでエンマ・ダッシュが夢の間も忘れていないキャプテン・マクドオナルドその人なのだ。
消えた花婿
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
仙は
故里
(
くに
)
の石の巻で松前通いに乗ってたことがあると、いつか自身でしゃべっていたのを、ふっと、思い出したんで——。
釘抜藤吉捕物覚書:10 宇治の茶箱
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
『そいつも気がきかないです。何とかして巴里で一旗上げたいと思うんですが——
故里
(
くに
)
にあおふくろもいますし——。』
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
差入のことや家のことや色々なことを云った後で、弟は片方の眼だけを何べんもパチ/\させながら、「
故里
(
くに
)
の方はとても
吹雪
(
ふぶ
)
いているんだって。」
母たち
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
老けたまふ父の言葉に知らされてわが知る
故里
(
くに
)
は遠くなりたり
遺愛集:02 遺愛集
(新字新仮名)
/
島秋人
(著)
▼ もっと見る
引く。君は一日じゅう台所に坐って、くよくよ
故里
(
くに
)
のことを
グーセフ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
安重根 (しんみりと)やはり
故里
(
くに
)
の人間でねえ、僕んところから三里ほどしか離れてないんだが、今度休暇を取って、ちょっと
帰国
(
かえ
)
るんだそうだ。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
「お
故里
(
くに
)
の方々がごらんなすったら、どんなにかお嘆きなさることでございましょう」
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
故里
(
くに
)
を出たきり補助するどころではないから、さぞ困っているだろうと思うよ。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
そもこの左膳の万難千苦の根因はと言えば相馬大膳亮様の
慾炎
(
よくえん
)
——厳命にあることだから、ここはどうしても
故里
(
くに
)
おもてから屈強の剣士数十名の来援を
乞
(
こ
)
うて、一つには五人組にそなえ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
故里
(
くに
)
のほうに都合がついたら、趙君に面倒を見てもらって、帰りに、ハルビンまで
家族
(
うち
)
のやつらを伴れて来てもらうつもりだ。旅券の関係で、ウラジオへ呼ぶということは厄介だからねえ。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
“故里”の意味
《名詞》
故里(こり、ふるさと)
ふるさと。
(出典:Wiktionary)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
“故”で始まる語句
故
故郷
故意
故障
故事
故国
故人
故々
故実
故智