據所よんどころ)” の例文
新字:拠所
父の性質としてかういふうるさい役務は好まなかつたのであるが、人物に乏しい僻村へきそんでは他に適當な候補者が見つからないので、據所よんどころなく選ばれ據所なく承諾したのらしかつた。
避病院 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
致したりかすみせきの坂下にてわるいぬめが吼付ほえつくゆゑ據所よんどころなく拔討ぬきうちに犬を斬しが其血がはね衣類いるゐ如斯こんなよごせしなりと云つゝ吐息といきつくさまどうあやしく思はれたり夫のみならず第一に病家びやうかへ行にかさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)