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擒
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ど
ふりがな文庫
“
擒
(
ど
)” の例文
今夜半には、例の
紅
(
あか
)
い
挑灯
(
ちょうちん
)
、
魂魄燈
(
こんぱくとう
)
に
従
(
つ
)
いて、民団の壮丁すべて行動せよ。梁山泊の賊将
宋江
(
そうこう
)
以下を、迷路へ引き込み、期して
生
(
い
)
け
擒
(
ど
)
りにしてくれるのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二度目は生け
擒
(
ど
)
りしようとし、三度目にはまたもや切り捨てようとして、刀を高く振りかむった時に、松永町へ通う横丁から、駕籠の一団が現われ出て、殺そうとした小次郎を
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
早々、馬をとばして、陣々に触れ、趙雲が通るとも、矢を放つな、
石弩
(
せきど
)
を射るな、ただ一騎の敵、
狩猟
(
かり
)
するように追い包み、生け
擒
(
ど
)
ってこれへ連れてこいと伝えろ!
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ご前が手をのばした!
生
(
い
)
け
擒
(
ど
)
りにするおつもりらしい。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして、昨夜、生け
擒
(
ど
)
りとした
玄蕃允
(
げんばのじょう
)
盛政と、勝敏とを、城壁の近くへ曳き出して
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
けれど、貴君は主命をおうけかも知らぬが、此方には直接おいいつけないことゆえ、後日に悔いのないよう、なるべく彼を生け
擒
(
ど
)
りにして、荊州へひかれたほうがよろしくはあるまいか
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山門の
僉議
(
せんぎ
)
を盗み聞きしている折を看破する者あって、半死半生にしてくれたが、後で、一山の
大衆
(
だいしゅ
)
がいうには、あのまま逃がしたるこそ残念、
生
(
い
)
け
擒
(
ど
)
っておいたなら、朝廷へ上訴の折には
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
生
(
い
)
け
擒
(
ど
)
れッ」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
擒
漢検1級
部首:⼿
15画
“擒”を含む語句
生擒
一擒一縦
擒人
擒縦
手擒
一擒
七擒七縦
捕擒
擒狐山
擒致者
擒虜
軟擒