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摺着
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すりつ
ふりがな文庫
“
摺着
(
すりつ
)” の例文
「
可
(
い
)
いぜ、可いぜ、沢山だ、」と滝太郎はやや有って手を引こうとする、ト指の
尖
(
さき
)
を握ったのを放さないで、銀流の
切
(
きれ
)
を
摺着
(
すりつ
)
けながら
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その思いをするのが
可厭
(
いや
)
さに、いろいろに悩んだんだが、
避
(
よ
)
ければ
摺着
(
すりつ
)
く、過ぎれば
引張
(
ひっぱ
)
る、逃げれば追う。形が無ければ声がする……ピイピイ笛は
攻太鼓
(
せめだいこ
)
だ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と雑所は、しっかと腕組をして、椅子の
凭
(
かか
)
りに、背中を
摺着
(
すりつ
)
けるばかり、びたりと構えて
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
摺着
(
すりつ
)
いたが、がッくり
仰向
(
あおむ
)
き、薄い
燈火
(
ともしび
)
に手を
翳
(
かざ
)
して見た。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“摺”で始まる語句
摺
摺鉢
摺寄
摺違
摺物
摺足
摺剥
摺付
摺硝子
摺抜