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掻餅
ふりがな文庫
“掻餅”の読み方と例文
読み方
割合
かきもち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かきもち
(逆引き)
その書生さんの時も、本宅の旦那様、大喜びで、御酒は
食
(
あが
)
らぬか。晩の物だけ
重詰
(
じゅうづめ
)
にして、夜さりまた
掻餅
(
かきもち
)
でも焼いてお茶受けに、お茶も土瓶で持って
行
(
ゆ
)
け。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
堺屋のおふくろが、僕に
掻餅
(
かきもち
)
を焼いて
呉
(
く
)
れていたんです。その側には僕の生みの母親もいました。堺屋のおふくろは、焼いた掻餅を普通に
砂糖醤油
(
さとうじょうゆ
)
につけて僕に与えました。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
自分の好きな
塩煎餅
(
しおせんべい
)
か
掻餅
(
かきもち
)
でもあろうもんなら、
宛
(
さ
)
もこの
家
(
や
)
のものは
竈
(
かまど
)
の下の灰までが
俺
(
おれ
)
の物だというような顔をして、平気で菓子鉢に顔を突込んではボリボリと喰べ初める。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
掻餅(かきもち)の例文をもっと
(5作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
“掻餅”のふりがなが多い著者
内田魯庵
泉鏡太郎
岡本かの子
泉鏡花