推知すいち)” の例文
すでに漁業にたくみなりと云へば舟の類のそんせし事推知すいちすべき事なるが、アイヌは又此事に付きても言ひ傳へを有せり(後回に細説さいせつすべし)(未完)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
人間の性質が碁石の運命で推知すいちする事が出来るものとすれば、人間とは天空海濶てんくうかいかつの世界を、我からと縮めて、おのれの立つ両足以外には、どうあっても踏み出せぬように
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
げん土器どき底面中ていめんちうには網代形あじろかたあと有るもの有り、土器形状模様もよう中には明かに籠の形をしたるもの有り、コロボックルが籠のるいを有せし事は推知すいちし得べきなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
食物を或るはあつものを作る事の有りしをも推知すいちせらる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)