ブリ)” の例文
歌垣の歌の、古詞何々ブリを繰り返す様になつて行く一方に、風雅な遊戯・宴遊の方便に用ゐられた側が、次第に、文学態度の意識を生じて来た。
此が、物語から歌の独立する経路であると共に、遥かに創作詩の時代を促す原動力となつたのである。此を宮廷生活で言へば、何ブリ・何ウタなど言ふ大歌オホウタ(宮廷詩)を游離する様になつたのである。