“大歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホウタ80.0%
おほうた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大歌オホウタの中の本宜ホギ歌なども、日本の地で子を産まぬ雁の卵を見て「ほ」と感じ、「ほ」を見て後に唱へた一種の呪言的の歌である。
此は、さうした事実に、此歌の成立を思ひよそへた大歌オホウタ(宮廷詩)についてゐた説明なのであらう。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
長い叙事詩の中、興味のごく濃厚な部分は、脱落して歌はれる様になつて来た。即、長い叙事詩の中で、英雄物語の部分や、唱和の歌の一部分をのみ歌ふ事が出来て来た。是を大歌おほうたと言ふ。
万葉集の解題 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)