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押徹
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おしとお
ふりがな文庫
“
押徹
(
おしとお
)” の例文
一人は
年齢
(
ねんぱい
)
二十二三の男、顔色は
蒼味
(
あおみ
)
七分に土気三分、どうも
宜
(
よろ
)
しくないが、
秀
(
ひいで
)
た
眉
(
まゆ
)
に
儼然
(
きっ
)
とした眼付で、ズーと
押徹
(
おしとお
)
った鼻筋、
唯
(
ただ
)
惜
(
おしい
)
かな口元が
些
(
ち
)
と尋常でないばかり。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
心配なのは数学の奴だが、それをも無理に
狼狽
(
あわ
)
てた
鵜呑
(
うのみ
)
式で
押徹
(
おしとお
)
そうとする、又不思議と或程度迄は
押徹
(
おしとお
)
される。尤も是はかね
合
(
あい
)
もので、そのかね
合
(
あい
)
を外すと、
落
(
おっ
)
こちる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
徹
常用漢字
中学
部首:⼻
15画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上