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打突
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ぶっつ
ふりがな文庫
“
打突
(
ぶっつ
)” の例文
猟犬
(
いぬ
)
どもが外へ出られると思ってむやみと脚へ
打突
(
ぶっつ
)
かって来るのを、彼は靴で蹴かえしながら、突然ヤッといって屍体を頭上に高く
担
(
さ
)
しあげたと思うと
犬舎
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
「このたびの甲州入りは、なにもあの者共を追い廻すために来たのではない、歩いている間に
打突
(
ぶっつ
)
かって来たら、
捉
(
つか
)
まえてみるがよし、逃げて行ったら逃がしておくがよし」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼奴
(
きゃつ
)
等が
巨大
(
おおき
)
な体で
打突
(
ぶっつ
)
かるものだから、
犬舎
(
いぬごや
)
の
扉
(
と
)
が今にもはち切れそうな音がする。
犬舎
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
本人に向って
直接
(
じか
)
に
打突
(
ぶっつ
)
かってみるがよろしい、
主
(
ぬし
)
のあるものならばやむを得んが、主のない者ならば諸君の器量次第である、もしまた将を射んとして馬を
覘
(
ねら
)
うの筆法に出でんと思うならば
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
どこへ行っても、今頃は、こんな
血
(
ち
)
の
気
(
け
)
の多いのに
打突
(
ぶっつ
)
かることが珍らしくない。いや、竜之助は、これよりもっともっと
生命知
(
いのちし
)
らずの新撰組や、諸国の浪士の間に
白刃
(
しらは
)
の林を
潜
(
くぐ
)
って来た身だ。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
この
煽
(
あお
)
りを食って宇津木兵馬も、人波の中に揉まれていなければならなくなったし、奥方様という女乗物の一行が、まともにそれと
打突
(
ぶっつ
)
かったのは気の毒でもあり、慮外千万な出来事でもありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“打突”の解説
打突(だとつ)とは、剣道などにおける技のことである。
剣道では面(めん)、小手(こて)、胴(どう)、突き(つき)の四種があり、なぎなたはそれらに加えて脛(すね)の五種類がある。
(出典:Wikipedia)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀