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扇山
ふりがな文庫
“扇山”の読み方と例文
読み方
割合
せんざん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんざん
(逆引き)
「じつは当寺の裏山、
扇山
(
せんざん
)
の奥に、わたしの
幼
(
おさな
)
なじみがおります。久しぶりで、その友だちに会いたいとおもいまして、はるばる
尋
(
たず
)
ねてまいったのです」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その底にすむ
金色
(
こんじき
)
の
瞳
(
ひとみ
)
、かしらの
逆羽
(
さかばね
)
、見るからに
猛々
(
たけだけ
)
しい真黒な
大鷲
(
おおわし
)
が、足の
鎖
(
くさり
)
を、ガチャリガチャリ鳴らしながら、
扇山
(
せんざん
)
の
石柱
(
いしばしら
)
の上にたって、ものすごい
絶叫
(
ぜっきょう
)
をあげていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
忍剣
(
にんけん
)
は
奥
(
おく
)
へとってかえして、鉄の
禅杖
(
ぜんじょう
)
をこわきにかかえてきた。背には
左文次
(
さもんじ
)
がもたらした
武田家
(
たけだけ
)
の
宝物
(
ほうもつ
)
、
御旗
(
みはた
)
楯無
(
たてなし
)
の
櫃
(
ひつ
)
をせおって、うら庭づたいに、
扇山
(
せんざん
)
へとよじのぼっていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
扇山(せんざん)の例文をもっと
(1作品)
見る
扇
常用漢字
中学
部首:⼾
10画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“扇”で始まる語句
扇子
扇
扇骨木
扇形
扇屋
扇橋
扇風機
扇動
扇面
扇縄