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憫然
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かわいそう
ふりがな文庫
“
憫然
(
かわいそう
)” の例文
新吉は此の金を持って遊び歩いて
家
(
うち
)
へ帰らぬから、自分は
却
(
かえ
)
って面白いが、只
憫然
(
かわいそう
)
なのは女房お累、次第/\に胸の
焔
(
ほむら
)
は
沸
(
に
)
え返る様になります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
尼「さア
此方
(
こちら
)
へお這入りさア/\
擦
(
さす
)
って上げましょう
憫然
(
かわいそう
)
に、此の子が小さい手で押しても、擦っても利きはしない、おゝ
酷
(
ひど
)
く差込んで来る様だ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その傍の柱の所に年の頃十六七になります器量の
好
(
よ
)
い娘が縛られておりました、あゝ荒々しい
情
(
なさけ
)
ない事をする、何処から
勾引
(
かどわか
)
して来たか
憫然
(
かわいそう
)
にと存じまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
惣「決して構わんでは困ります、看病人が無いから決して構わんと云ってはお園が
憫然
(
かわいそう
)
だから、それはね、ま構ってもいゝがね、少しそこを
何
(
ど
)
うか構わぬ様に」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
然
(
そ
)
うかえ、私と寝られゝばお父様は帰らないでも嬉しいとお思いかえ、然うお云いだと誠にお前がなア
憫然
(
かわいそう
)
で、なに可愛くなってね、どんなに私が嬉しいか知れないよ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
案外粥河圖書一
人
(
にん
)
で参って掛合になりましたが山三郎はお前が盗賊だから遣らんとは申しません、
私
(
わし
)
が
妹
(
いもと
)
をお前の女房にやって又
生埋
(
いきうめ
)
にされると
憫然
(
かわいそう
)
だからと申しました。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
山「
憫然
(
かわいそう
)
に、己も
颶風
(
はやて
)
と知って居れば来やアしない、騒いではいかんよ、二里も沖へ出て居るから
足掻
(
あがい
)
てもいかんよ、騒いでも仕方がない、まア気を
確
(
しっか
)
り船に
攫
(
つか
)
まって居な」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“憫”で始まる語句
憫
憫笑
憫殺
憫察
憫憐