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憫殺
ふりがな文庫
“憫殺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
びんさつ
66.7%
びんさい
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びんさつ
(逆引き)
佐助はこの事が春琴に知れたら定めし機嫌を損ずるであろうただ与えられた手曳きの役をしていればよいのに丁稚の
分際
(
ぶんざい
)
で生意気な
真似
(
まね
)
をすると
憫殺
(
びんさつ
)
されるか
嘲笑
(
ちょうしょう
)
されるか
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
真に
蒙昧
(
もうまい
)
愚劣、
憫殺
(
びんさつ
)
すべきの徒輩であるが、ただ彼等の中にあって一奇とすべきは、巨頭の斎藤茂吉である。彼は医者の有する職業的の残酷さと唯物観とで、自然を意地悪く
歪
(
ゆが
)
んで見ている。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
憫殺(びんさつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
びんさい
(逆引き)
この道楽ものの行末がどうなることかと言い合わしたように余を
憫殺
(
びんさい
)
するものの如く見えるので、余の自負心を
傷
(
そこな
)
うこと
夥
(
おびただ
)
しく、まずそういう処に出席するよりもと
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
憫殺(びんさい)の例文をもっと
(1作品)
見る
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“憫”で始まる語句
憫
憫然
憫笑
憫察
憫憐
“憫殺”のふりがなが多い著者
高浜虚子
谷崎潤一郎
萩原朔太郎