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慈音
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じおん
ふりがな文庫
“
慈音
(
じおん
)” の例文
相州
(
そうしゅう
)
鎌倉地福寺
(
かまくらじふくじ
)
の
学僧
(
がくそう
)
、一
刀
(
とう
)
流
(
りゅう
)
の
剣
(
けん
)
の
妙手
(
みょうしゅ
)
として聞えた
慈音
(
じおん
)
という
坊
(
ぼう
)
さんのすがたが見えたからである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
心貫流
(
しんかんりゅう
)
の
丸目文之進
(
まるめぶんのしん
)
だろう。イヤ、
吉岡流
(
よしおかりゅう
)
の
祇園藤次
(
ぎおんとうじ
)
だろう。なアに
諸岡一羽
(
もろおかいちう
)
なら
慈音
(
じおん
)
とちょうどいい勝負、などと
衆人
(
しゅうじん
)
の
下馬評
(
げばひょう
)
からして、この
方
(
ほう
)
は
活気
(
かっき
)
が立つ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
才蔵は
槍
(
やり
)
をひくめにつけて
慈音
(
じおん
)
に
迫
(
せま
)
らんとし、慈音の
両眼
(
りょうがん
)
は中段にとった
枇杷刀
(
びわとう
)
のミネにすわっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鎌倉の僧
慈音
(
じおん
)
だの、その門から興ったといわれる中条流の中条兵庫助だの、念流の樋口家だの、また、剣法中興の人と伝えられている天真正伝神道流の
飯篠長威斎
(
いいささちょういさい
)
などいう人々は
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“慈”で始まる語句
慈
慈悲
慈姑
慈愛
慈母
慈善
慈悲深
慈善市
慈眼
慈円