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愛慕
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あいぼ
ふりがな文庫
“
愛慕
(
あいぼ
)” の例文
さすがの悪魔もあまりにも
頑強
(
がんきょう
)
な女性の力にあきれ果てて、
愛慕
(
あいぼ
)
から逆転して
憎悪
(
ぞうお
)
へと、第二の手段に移るほかはなかった。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
かくまで良臣を
愛慕
(
あいぼ
)
する秀吉の情に打たれながら、一面には、重治の信望がそれほどまで厚かったかを思うのであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ともかくそこには美と、美への鑑賞と、美への
愛慕
(
あいぼ
)
と、美への哲学と、美への生活との縮図があるからである。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
かれは
愛慕
(
あいぼ
)
のきまり文句をささやいた——この場合にはとんでもない、ばかげた、背徳の、あわれむべき、それでいて神聖な、この場合にもなお尊厳な文句を。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
唯将軍と余の間に一の
縁
(
えん
)
を作ったに過ぎぬ。乃木将軍夫妻程
死花
(
しにばな
)
が
咲
(
さ
)
いた人々は
近来
(
きんらい
)
絶無
(
ぜつむ
)
と云ってよい。大将夫妻は実に日本全国民の
崇拝
(
すうはい
)
愛慕
(
あいぼ
)
の
的
(
まと
)
となった。乃木文学は一時に山をなして出た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
いづくにか、さまだるる
愛慕
(
あいぼ
)
のなげき。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“愛慕”の意味
《名詞・サ変動詞》
愛 慕(あいぼ、あいも)
愛しみ慕うこと。
(出典:Wiktionary)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“愛”で始まる語句
愛
愛嬌
愛想
愛撫
愛宕
愛惜
愛宕山
愛相
愛憎
愛娘