“愛慕”の読み方と例文
読み方割合
あいぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがの悪魔もあまりにも頑強がんきょうな女性の力にあきれ果てて、愛慕あいぼから逆転して憎悪ぞうおへと、第二の手段に移るほかはなかった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
かくまで良臣を愛慕あいぼする秀吉の情に打たれながら、一面には、重治の信望がそれほどまで厚かったかを思うのであった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ともかくそこには美と、美への鑑賞と、美への愛慕あいぼと、美への哲学と、美への生活との縮図があるからである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)