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惹
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ひか
ふりがな文庫
“
惹
(
ひか
)” の例文
と云って、
此
(
こ
)
のままに
立去
(
たちさ
)
るほどの
断念
(
あきらめ
)
は付かぬ。断念の付かぬのも無理はない。重太郎は宝に心を
惹
(
ひか
)
されて、
徒爾
(
いたずら
)
に幾日かを煩悶の
中
(
うち
)
に送った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
案事
(
あんじ
)
けれどもお菊が
情
(
なさけ
)
に
惹
(
ひか
)
されて毎夜々々通ひはなすものゝ何時も
泊
(
とま
)
る事なく
夜更
(
よふけ
)
て歸りけるが今夜も
最早
(
もはや
)
丑刻
(
やつ
)
過
(
すぎ
)
頃馬喰町へぞ歸りける然るに
先刻
(
さき
)
より樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重役へ願ひしが
自己
(
じこ
)
の
言状
(
いひじやう
)
を立んとて取上られず
據
(
よんどこ
)
ろなく今朝直願に及びしが是又御親子の御
愛情
(
あいじやう
)
に
惹
(
ひか
)
され給ひ
筋違
(
すぢちが
)
ひの事重役を
蔑如
(
べつじよ
)
し大法に背くとの趣きにて重き上意を
蒙
(
かうむ
)
り予は
閉門
(
へいもん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
惹
漢検準1級
部首:⼼
12画
“惹”を含む語句
惹起
惹付
心惹
惹出
惹入
惹着
屋其惹
惹吠奢爾
惹寄
惹恨
惹爾日
惹行