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惨害
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さんがい
ふりがな文庫
“
惨害
(
さんがい
)” の例文
旧字:
慘害
先の空襲で、全市に
亙
(
わた
)
る爆撃をうけたときは、覚悟していた以上の
惨害
(
さんがい
)
を
蒙
(
こうむ
)
ったので、一時は気が変になったほどだった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは、東京の深川本所に
大海嘯
(
おおつなみ
)
を起して、多くの人命を奪ったばかりでなく、
湘南
(
しょうなん
)
各地の別荘にも、可なりヒドイ
惨害
(
さんがい
)
を
蒙
(
こうむ
)
らせたのであった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
阪神間の人々は翌日の新聞に
依
(
よ
)
って始めて
惨害
(
さんがい
)
の
全貌
(
ぜんぼう
)
を知り、再び驚きを新たにした。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
オンドリ氏を始めトロ族の委員たちは、会談が始まると、急にはげしい
気性
(
きしょう
)
を表に出して、これまでのかずかずの
惨害
(
さんがい
)
事件をならべあげて、海底都市側の責任をただした。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「この空爆の
惨害
(
さんがい
)
を、余にどうしろというのかね」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“惨害”の意味
《名詞》
悲惨な被害。むごたらしい災害。
(出典:Wiktionary)
惨
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
害
常用漢字
小4
部首:⼧
10画
“惨”で始まる語句
惨
惨憺
惨酷
惨澹
惨状
惨劇
惨死
惨虐
惨禍
惨殺