“惨事(さんじ)” の例文
旧字:慘事
隧道(トンネル)に入って不思議に電灯が点かなかったこと、そこへ今の惨事(さんじ)が発生したこと、これだけあれば車掌たちの執(と)るべき手段は至極(しごく)明瞭(めいりょう)だった。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしそれだけに、それはまた流血の惨事(さんじ)を間近に予想させる原因でもあった。「逆賊」と決定したものをそういつまでも放任するわけには行くまい。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
それも束の間で、今や英国民全体の上に未曾有(みぞう)の惨事(さんじ)が降りかかろうとしているのである。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この惨事(さんじ)の原因は目下調査中であるが、両人の体がからみ合っている所から推して、一方が感電したのを一方が救いに行って仆れたとも見え
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は麻雀ガールの豊ちゃん、ではない舟木豊乃(ふなきとよの)を静かによぶと、階下の惨事(さんじ)を、手短かに話をしてきかせた。声を出してはいけないと言って置いたけれども
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わしのあとには、組下のものや、惨事(さんじ)を報(しら)せに来た連中が、バタバタと追いついて来るのであった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ああ、惨事(さんじ)の後(あと)
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)