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息遣
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いきづか
ふりがな文庫
“
息遣
(
いきづか
)” の例文
昨夜
(
ゆうべ
)
は
宵
(
よい
)
から容子が変なので行李の産所へ入れるとは直ぐ飛出して
息遣
(
いきづか
)
いも苦しそうに
喏々
(
ニヤニヤ
)
啼
(
な
)
きながら頻りと
身体
(
からだ
)
をこすりつけて変な容子をする。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
が、男の苦しそうな
息遣
(
いきづか
)
いが、聞えるばかりで、相手は身動きもしないようであった。お梶も居竦んだまま、身体をわなわなと顫わせているばかりであった。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
私は蒼い顔をして、
断末魔
(
だんまつま
)
のような
忙
(
せわ
)
しない
息遣
(
いきづか
)
いをしつゝ、心の中でこう叫んで見る。
恐怖
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
三平などはあれを飲んでから、
真赤
(
まっか
)
になって、
熱苦
(
あつくる
)
しい
息遣
(
いきづか
)
いをした。猫だって飲めば陽気にならん事もあるまい。どうせいつ死ぬか知れぬ命だ。何でも命のあるうちにしておく事だ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大分苦しい
息遣
(
いきづか
)
いであった。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“息”で始まる語句
息
息子
息吹
息女
息杖
息気
息災
息張
息切
息苦