“いきづか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
息遣45.5%
呼吸遣36.4%
呼吸使18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、男の苦しそうな息遣いきづかいが、聞えるばかりで、相手は身動きもしないようであった。お梶も居竦んだまま、身体をわなわなと顫わせているばかりであった。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
段々呼吸遣いきづかいが荒くなってつかれて来るから最早死物狂いで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
においのあるような女の呼吸使いきづかいがすぐ近くにあった。彼はちょっとした誘惑を感じたが己のへやで机にひじをもたせて、己の帰りを待っている女の顔がすぐその誘惑をき乱した。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)