“呼吸遣”の読み方と例文
読み方割合
いきづか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
静子はぜいぜい苦しい呼吸遣いきづかいをしながら、顔や髪に、細かい水滴しずくの垂れて来るのをうるさがる力もないほど、体が弱っていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
段々呼吸遣いきづかいが荒くなってつかれて来るから最早死物狂いで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
腹のふくれた小さい患者は、今までにない健かな呼吸遣いきづかいをして、じきに眠ってしまった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)