“呼吸杖”の読み方と例文
読み方割合
いきづえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籠舁は肩をかえて呼吸杖いきづえを持ちなおした。武士は傍に寄ってそれに乗ろうとして、見るともなしに前にいる籠舁の顔を見た。鼻の赤いこわそうなその籠舁の左の眼もつぶれていた。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)