“いきづえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
息杖91.3%
呼吸杖4.3%
生杖4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脱ぎ捨てた雪駄を、ぽんとちりを払って中に突っ込んだ駕籠舁——肩を入れて、息杖いきづえをぽんとついて、掛声と一緒に小刻みで走り出す。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
籠舁は肩をかえて呼吸杖いきづえを持ちなおした。武士は傍に寄ってそれに乗ろうとして、見るともなしに前にいる籠舁の顔を見た。鼻の赤いこわそうなその籠舁の左の眼もつぶれていた。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
時々ケティは弱いケルミッシュの生杖いきづえになっていた。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)