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性情
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せいじょう
ふりがな文庫
“
性情
(
せいじょう
)” の例文
ママの
意図
(
いと
)
としては、フランス人の
性情
(
せいじょう
)
が、利に鋭いと同時に洗練された情感と
怜悧
(
れいり
)
さで、敵国の女探偵を
可愛
(
かわ
)
ゆく優美に待遇する微妙な境地を表現したつもりでしょう。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
好漢惜しむらくは
性情
(
せいじょう
)
粗
(
そ
)
であり短慮であった。まだまだ彼の勇は蜀のために用うる日は多かったのに、桃園の花燃ゆる日から始まって、ここにその人生を終った。年五十五であったという。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また実行と
性情
(
せいじょう
)
はあくまでも熱烈たるべし。ことにあたるに
果断
(
かだん
)
なくてはならぬが、その果断も一時的感情より来たるものは
誤
(
あやま
)
りやすいから、
思慮
(
しりょ
)
の上にも思慮をめぐらして、定めねばならぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そして何事もずばずばとは言い切らないで、じっとひとりで胸の中に
湛
(
たた
)
えているような
性情
(
せいじょう
)
にある憐れみさえを感じているのだ。彼はそうした気持ちが父から直接に彼の心の中に流れこむのを覚えた。
親子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
“性情”の意味
《名詞》
性 情(せいじょう)
性質と心情。
生まれつきの性質。
(出典:Wiktionary)
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“性”で始まる語句
性
性質
性急
性根
性分
性懲
性来
性悪
性癖
性來