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念晴
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ねんばら
ふりがな文庫
“
念晴
(
ねんばら
)” の例文
「構いません、失望しても。ただありのままを伺いさえすれば、それで
念晴
(
ねんばら
)
しになるんだから」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
左右に
振
(
ふり
)
否々
(
いや/\
)
此方へは參り申さず來らぬ者を
匿藏
(
かくまう
)
べき筋も
無
(
なし
)
とさらに取合ねば掃部は
焦立
(
いらだち
)
某
(
それがし
)
慥に見屆たることなれば斯は申なり夫にても參らぬとならば我等が
念晴
(
ねんばら
)
しに此御寺を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これでは捜索の前途には、殆ど
毫
(
すこ
)
しの光明をも認めることが出来ない。しかしわたくしは
念晴
(
ねんばら
)
しのために、染井へ尋ねに
往
(
い
)
った。そして墓地の世話をしているという家を訪うた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「それは僕も知っているが、まあ
念晴
(
ねんばら
)
しだ。
検
(
あらた
)
めても
可
(
い
)
いだろう。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
けれども下女に議論を仕かけるのも一種変な場合なので、「じゃ御天気の日に伺がえば御目にかかれるんですね」と
念晴
(
ねんばら
)
しに聞き直して見た。下女はただ「はい」と答えただけであった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
“念”で始まる語句
念
念珠
念仏
念入
念誦
念力
念頭
念佛
念慮
念願