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快然
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かいぜん
ふりがな文庫
“
快然
(
かいぜん
)” の例文
陶土
(
とうど
)
の破片、水のしぶき、それが
快然
(
かいぜん
)
たる一爆音を発して、光秀の
面
(
おもて
)
から胸へ
刎
(
は
)
ね返った。光秀は、濡れた顔を、夜空へあげて、
呵々
(
かか
)
と笑った。独りで笑っていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
英気
勃々
(
ぼつぼつ
)
として我こそ姫君の選に預からんと心
窃
(
ひそか
)
に期する所あるは独身者の若紳士なり。中川兄妹は主人方の手伝い役、小山夫婦は来客の間を
周旋
(
しゅうせん
)
し、大原満は
快然
(
かいぜん
)
として得意の色あり。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
いかにも
快然
(
かいぜん
)
といった、先生の教えるところはつねにこういう風なのであった、先生はどんな事件に対してもかならずはっきりした判断をさせるのであった、たとえそれが間違いであっても
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
すぐ正成は
快然
(
かいぜん
)
とこう思った。
赤坂城の謀略
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と秀吉は、前後の疑問が、初めて解けたような顔して、
快然
(
かいぜん
)
と彼を見直した。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
富士男は
快然
(
かいぜん
)
として自分の胸をたたいた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
“快然”の意味
《名詞》
気持ちよいさま。
病気から回復するさま。
(出典:Wiktionary)
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“快”で始まる語句
快
快楽
快活
快哉
快濶
快樂
快癒
快走艇
快川
快方