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微苦笑
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びくしょう
ふりがな文庫
“
微苦笑
(
びくしょう
)” の例文
が、ふと彼の足もとに僕等の
転
(
ころ
)
がっているのを見ると、
鮮
(
あざや
)
かに歯を見せて一笑した。Mは彼の通り過ぎた
後
(
のち
)
、ちょっと僕に
微苦笑
(
びくしょう
)
を送り
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、
微苦笑
(
びくしょう
)
をもらしながら、しばらく、腕をこまぬいて黙想に耽っていたが、やがてジジジジジと机の
自鳴鐘
(
とけい
)
が鳴り出すと共に
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
で、「ええ、思いませんとも」真面目に言いきりましたが、そういう口の
端
(
は
)
から、へんに肉感的な
微苦笑
(
びくしょう
)
が、唇を
歪
(
ゆが
)
めるのを、
押
(
おさ
)
えられませんでした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
「……」探偵は無言で
微苦笑
(
びくしょう
)
をした。「僕は結局大した働きもしませんでしたよ。
磯崎
(
いそざき
)
のジュラルミン工場のオヤジが、
狼
(
ウルフ
)
であることを偶然発見したこと位です」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
贅沢
(
ぜいたく
)
を云いなさんな」長造は
微苦笑
(
びくしょう
)
して、末ッ子達を
押
(
おさ
)
えた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微温