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微月
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うすづき
ふりがな文庫
“
微月
(
うすづき
)” の例文
上の方は
微月
(
うすづき
)
がさしたようにぼうと明るくなっていて、そこには
蓴菜
(
じゅんさい
)
のように円いものが一めんに浮んだようになっていた。
萌黄色の茎
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
微月
(
うすづき
)
に照されて竹の幹にそうて立っていた、
可憐
(
かれん
)
な女の
容
(
さま
)
を浮べると、伯父に対する
恨
(
うらみ
)
も、心の苦痛も、皆消えてしまって、はては涙になってしまった。
倩娘
(新字新仮名)
/
陳玄祐
(著)
それは草の中の近路と同じような不安であった。それに
微月
(
うすづき
)
があって草の中の路も暗くはなかった。どうせ
路伴
(
みちづ
)
れがないなら路の近いほうが良いと思った。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
小供の
背丈
(
せだ
)
けほどもある昼間見ると
藜藿
(
あかざ
)
のような草と
粟粒
(
あわつぶ
)
のような
微紅
(
うすあか
)
い実をつけた草がぎっしり生えた住宅地の入口に、人の足によって通じた
一条
(
ひとすじ
)
の路がうっすらと
微月
(
うすづき
)
の光に見えていた。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
崖の石の上には
微月
(
うすづき
)
の光のような
微白
(
ほのじろ
)
い光があった。
参宮がえり
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微温