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御神酒
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おみき
ふりがな文庫
“
御神酒
(
おみき
)” の例文
自身番
(
じしんばん
)
へ馳けこんで、ちょうど外の涼み台で、祭りの
御神酒
(
おみき
)
を
酌
(
く
)
みかわしていた
番太
(
ばんた
)
や、
同心
(
どうしん
)
たちへ早口に
訴
(
うった
)
えた。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう
御神酒
(
おみき
)
がまはつたと見えて、
小鬢
(
こびん
)
の禿まで赤くしながら、さすがにちつとは恥しいのか、なるべくおれの方を見無えやうに、
側眼
(
わきめ
)
ばかり使つてゐやがる。
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
神棚から
御神酒
(
おみき
)
徳利でも落ちましたのを、慌てて地震と申したのが、家から家へ、ものの五分間ともたちませぬ内に、熱海中、鳴り渡りました儀かとも存じまするが。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皆神棚へ上げて
御神酒
(
おみき
)
を供え拝んでも
宜
(
い
)
いくらいの物だから、よく覚えて置け、あゝ有難い
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
幟
(
のぼり
)
を立てたり
大鼓
(
たいこ
)
を叩いたり
御神酒
(
おみき
)
を上げてワイ/\して居るから、私は
可笑
(
おか
)
しい。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「君ちゃん。神棚の
御神酒
(
おみき
)
と、それからお米を持って来ておくれ」
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
御神酒
(
おみき
)
をあげましょうか」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこで、
御神酒
(
おみき
)
を進ぜました。あびらうんけんそわかと唱えて、押頂いて飲んだですて……
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“御神酒”で始まる語句
御神酒徳利
御神酒所