“御民”の読み方と例文
読み方割合
みたみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや元々から朝廷の御民みたみであった者どもではないか。まして医家の眼から見れば、織田もない、明智もない、ひとしき御民としか見えん。御覧あれ。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御民みたみわれけるしるしあり天地あめつちさかゆるときへらくおもへば 〔巻六・九九六〕 海犬養岡麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
たとえ主と名のつく信長を一朝いっちょうに討つも、われも御民みたみ。信長も御民。弓矢の精神こころになど変りのあるべき。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)