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御前立
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おんまえだち
ふりがな文庫
“
御前立
(
おんまえだち
)” の例文
お鶴は
涼
(
すずし
)
い目を下ぶせに、
真中
(
まんなか
)
にすらりと立って、
牛頭馬頭
(
ごずめず
)
のような
御前立
(
おんまえだち
)
を、心置なく
瞰下
(
みおろ
)
しながら、
仇気
(
あどけ
)
なく打傾いて
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
七蔵
(
しちぞう
)
がゆがみたる耳を貫けば
是
(
これ
)
も我慢の
角
(
つの
)
を
落
(
おと
)
して
黒山
(
こくざん
)
の
鬼窟
(
きくつ
)
を
出
(
いで
)
、
発心
(
ほっしん
)
勇ましく田原と共に左右の
御前立
(
おんまえだち
)
となりぬ。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
暗い中に、向うに、もう一つぼうと白いのは
涎掛
(
よだれかけ
)
で、その中から目の釣った、
尖
(
とが
)
った
真蒼
(
まっさお
)
な顔の見えるのは、青石の
御前立
(
おんまえだち
)
、この狐が昼も凄い。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“御前”で始まる語句
御前
御前様
御前崎
御前体
御前橘
御前方
御前山
御前態
御前相伴衆
御前峰