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御人体
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ごにんてい
ふりがな文庫
“
御人体
(
ごにんてい
)” の例文
怖
(
こわ
)
いお役人様のお
頭
(
かしら
)
であろうと思って来たのに、打って変って
優
(
やさ
)
しく思いやりがありそうで、そうかと言ってニヤけた
御人体
(
ごにんてい
)
は少しもなく
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
成金
(
なりきん
)
のお客にやこれがわかる——そこは
亜米利加
(
アメリカ
)
で皿洗ひか何かして来ただけに、日本の芝居はつまらないとあつて、オペラコミツクのミス
何
(
なん
)
とかを
贔屓
(
ひいき
)
にしてゐると云ふ
御人体
(
ごにんてい
)
なんだ
南瓜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
相州
(
そうしゅう
)
三浦郡
(
みうらごおり
)
高沢町
(
たかざわまち
)
井桁屋米藏
(
いげたやよねぞう
)
と
慥
(
たし
)
かに
四布風呂敷
(
よのぶろしき
)
に白い
切
(
きれ
)
で女房が縫って、
高沢井桁米
(
たかざわいげたよね
)
と書いてあるが証拠だ
中結
(
なかゆわ
)
えもある、どうも
御人体
(
ごにんてい
)
にも似合わねえ、
他人
(
ひと
)
の荷物を持って
其処
(
そこ
)
へ置いて
何
(
なん
)
だ
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こういうことは、この際、口走らない方がよかったのですが、どうも、
御人体
(
ごにんてい
)
で
如何
(
いかん
)
ともし難いと見える。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「これは重ね重ねお手厳しい、そういちいち、馬鹿の、はっつけのと、あくたいずくめにおっしゃっては、風流が泣くではございませんか、第一殿様の
御人体
(
ごにんてい
)
にかかわります、お静かにおっしゃっていただきてえ」
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“御人”で始まる語句
御人
御人数
御人品
御人好
御人柄
御人徳
御人數
御人気
御人減