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御上
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おあ
ふりがな文庫
“
御上
(
おあ
)” の例文
じゃまあ、
御上
(
おあ
)
がんなさい。そうして、あした人をつけて上げるから、まあシキへ這入って御覧なさるがいい。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「だから、
貴方
(
あなた
)
が奥さんを
御貰
(
おもら
)
ひなすつたら、始終
宅
(
うち
)
に
許
(
ばかり
)
ゐて、たんと
可愛
(
かあい
)
がつて
御上
(
おあ
)
げなさいな」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
から
夫
(
それ
)
をすぐ
御友達
(
おともだち
)
の所へ届けて
御上
(
おあ
)
げなさい。是は
兄
(
にい
)
さんには
内所
(
ないしよ
)
だから
其積
(
そのつもり
)
でゐなくつては
不可
(
いけ
)
ない。奥さんの事も宿題にするといふ約束だから、よく考へて返事をなさい。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そんなに
倦怠
(
けったる
)
うがすかい。全く陽気の加減だね。どうも春てえ
奴
(
やつ
)
あ、やに
身体
(
からだ
)
がなまけやがって——まあ一ぷく
御上
(
おあ
)
がんなさい。一人で志保田にいちゃ、退屈でしょう。ちと話しに
御出
(
おいで
)
なせえ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「よく
誘
(
さそ
)
って
御上
(
おあ
)
げになったのね。御病気じゃなくって」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「
坂井
(
さかゐ
)
の
御孃
(
おぢやう
)
さんにでも
御上
(
おあ
)
げなさい」と
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「なに構わん、まあ
御上
(
おあ
)
がり」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“御上(お上)”の解説
お上・御上(おかみ)とは、貴人や主君に対する尊称である。転じて、公儀権力を示す。戦国時代にもお上というものがあった。
なお、「おうえ」と読んだ場合は、主婦あるいは座敷・居間を意味する。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“御上”で始まる語句
御上洛
御上京
御上手
御上書
御上人
御上使
御上地
御上坂
御上木
御上様