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徒立
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かちだち
ふりがな文庫
“
徒立
(
かちだち
)” の例文
我等は皆
徒立
(
かちだち
)
となりて、
驢
(
うさぎうま
)
をば口とりの童にあづけおきぬ。兵卒は松明振り
翳
(
かざ
)
して斜に道取りて進めり。灰は
踝
(
くるぶし
)
を沒し又膝を沒す。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
点呼に応ずる兵卒の正服つけて、黒き毛植ゑたるバワリア
鍪
(
かぶと
)
戴
(
いただ
)
ける、警察吏の馬に
騎
(
の
)
り、または
徒立
(
かちだち
)
にて
馳
(
は
)
せちがひたるなど、
雑沓
(
ざっとう
)
いはんかたなし。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
行列なども控え目にしてわざと一挺の
輿
(
こし
)
に乗り、
徒立
(
かちだち
)
の供二三十人を召し連れたゞけで聚楽を出たが、五条の橋を渡って大佛殿の前を過ぎる時分から、次第に前後が騒がしくなり始め
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「武蔵国の住人大串次郎重親、宇治川の
徒立
(
かちだち
)
の先陣」
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“徒”で始まる語句
徒
徒歩
徒然
徒士
徒渉
徒爾
徒然草
徒事
徒輩
徒労