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強引
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ごういん
ふりがな文庫
“
強引
(
ごういん
)” の例文
「ちッ、畜生ッ……」と目明し万吉、腕が抜けるか離すかとばかり、再度の
強引
(
ごういん
)
を試みると、家の中の女は憎いほど落ちつきすまして
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
嫌がるのを
強引
(
ごういん
)
に頭を
円
(
まる
)
めさせて尼寺へ
投
(
ほう
)
り込んでしまったんだそうで、殺生じゃありませんか
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
かれは
強引
(
ごういん
)
にうそをついた。このうそを、ほんとうだと自分自身に信ぜしめたいと願った。けっして、この奇妙な標本を見て気持がわるくなったのではないと思いたかった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
強引
(
ごういん
)
にやれないと、気がつきながら起き上って見ると、まだ逃げることも、廻り込むゆとりもない大の男は、同じような変な身構え——それを言ってみると、
身体
(
からだ
)
の半分を屈して、眼を皿のようにし
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
俺の
強引
(
ごういん
)
さに女中はうろたえて
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
▼ もっと見る
いやおうなしに明確な反朝廷へとここで引きずりこんでしまおうとする彼一流の
強引
(
ごういん
)
な腹だったにちがいない。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あんなことを云い張ったのも、実は、藤吉郎の
強引
(
ごういん
)
に過ぎなかったのである。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
滝川
雄利
(
かつとし
)
だの、また羽柴
勝雅
(
かつまさ
)
、
土方雄久
(
ひじかたたかひさ
)
などという者も、ある時は、公式な大坂方の使いとして来たり、また個人として、すすめにも来たりして、
執拗
(
しつよう
)
なまでに、この問題には、秀吉の
強引
(
ごういん
)
な意志が
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「その熱意は買ってやるが、こけの
強引
(
ごういん
)
というものだ」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
強引
(
ごういん
)
・
強拒
(
ごうきょ
)
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“強引”の意味
《名詞》
強 引(ごういん)
何かを行う際、無理に行おうとすること。
(出典:Wiktionary)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“強”で始まる語句
強
強請
強情
強力
強靱
強飯
強盗
強者
強靭
強面