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弱火
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とろび
ふりがな文庫
“
弱火
(
とろび
)” の例文
この
火加減
(
ひかげん
)
がむずかしいものでお湯がグラグラ
沸立
(
にえた
)
つとプデンへ
鬆
(
す
)
が出来ますから
弱火
(
とろび
)
で気長に四十分間位
湯煮
(
ゆで
)
なければなりません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
湯をわかすくらいは、強火でわかしても、
弱火
(
とろび
)
でわかしても、なんの変わりもあるまいと思うかもしれませんが、弱火で煮えている湯で、お葉でもゆでてごらんなさい。
女中訓
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
その中へ砂糖大匙五杯とワニラかレモンの香料少しとを入れてよく掻き混ぜてまた
弱火
(
とろび
)
で二十分間ほど煮るとお
粥
(
かゆ
)
の固い位になります。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それを半斤位と思うほど一合のスープへ混ぜて
弱火
(
とろび
)
で少し煮て塩味をつけて牛乳五勺を加えます。これには
白焼
(
しらやき
)
にした魚を使っても構いません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
その肉を出してバターを足してメリケン粉を黒くなるまでいためてスープを
注
(
さ
)
して塩味をつけて玉葱人参を入れて今の肉を
弱火
(
とろび
)
で四時間煮ます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
第百二十 チキンブロー は前のような雛鳥を骨ともに細かく切って大匙二杯のお米とともに五合の水へ入れて塩味をつけて三時間
弱火
(
とろび
)
で煮ます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それを二分位の厚みに
截
(
き
)
って湯と一緒に極く少しの塩を入れて
弱火
(
とろび
)
へかけてザット二時間位煮ると肉が
柔
(
やわらか
)
になります。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
これは炒米でもただのお米でも構いません。牛乳の中へ少し塩を加えて入れて
弱火
(
とろび
)
で気長に二時間も煮るのです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
玉子ソースは先ずバターを鍋で溶かして米利堅粉をいためてそれへスープと玉子の黄身と塩と酢を交ぜて
弱火
(
とろび
)
でよく掻き廻しながら濃くなった時火から
卸
(
おろ
)
して
柚
(
ゆず
)
の絞り汁を加えるのです。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“弱”で始まる語句
弱
弱音
弱々
弱虫
弱冠
弱法師
弱点
弱気
弱味
弱腰