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広大
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こうだい
ふりがな文庫
“
広大
(
こうだい
)” の例文
旧字:
廣大
と、
路傍
(
ろぼう
)
の稲田の
熟
(
う
)
れた
垂
(
た
)
り
穂
(
ほ
)
にうれしさを覚え、朝の陽にきらめく五穀の露をながめては天地の恩の
広大
(
こうだい
)
に打たれ、心がいっぱいになるのだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この人くい鬼は、世にもすばらしい大金持で、王様が、みちみち通っておいでになった、カラバ
侯爵
(
こうしゃく
)
のものだという
広大
(
こうだい
)
な
領地
(
りょうち
)
も、じつはみんな人くい鬼のものでした。
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
近代ドイツ風の交響曲作曲家として、これほど
広大
(
こうだい
)
なスケールと、壮麗な表現を持った人はない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
慕わせるより、
懐
(
なつか
)
しがらせるより、一目見た男を
魅
(
み
)
する、
力
(
ちから
)
広大
(
こうだい
)
。
少
(
すくな
)
からず、地獄、極楽、
娑婆
(
しゃば
)
も身に
附絡
(
つきまと
)
うていそうな
婦人
(
おんな
)
、
従
(
したご
)
うて、罪も
報
(
むくい
)
も浅からぬげに見えるでございます。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ヴォルフのリードは伴奏部を
広大
(
こうだい
)
にし、表現は重厚になると共に、アクセントに神経質になって、一種の味を持たせたが、初期のリードに比べると、暗くて
鬱陶
(
うっとう
)
しさは免れない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“広大”で始まる語句
広大号
広大無辺
広大和本草