トップ
>
幾顆
>
いくくわ
ふりがな文庫
“
幾顆
(
いくくわ
)” の例文
小娘は、恐らくはこれから奉公先へ
赴
(
おもむ
)
かうとしてゐる小娘は、その懐に蔵してゐた
幾顆
(
いくくわ
)
の蜜柑を窓から投げて、わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちの労に報いたのである。
蜜柑
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小娘
(
こむすめ
)
は、
恐
(
おそ
)
らくはこれから
奉公先
(
ほうこうさき
)
へ
赴
(
おもむ
)
かうとしてゐる
小娘
(
こむすめ
)
は、その
懷
(
ふところ
)
に
藏
(
ざう
)
してゐた
幾顆
(
いくくわ
)
の
蜜柑
(
みかん
)
を
窓
(
まど
)
から
投
(
な
)
げて、わざわざ
踏切
(
ふみき
)
りまで
見送
(
みおく
)
りに
來
(
き
)
た
弟
(
をとうと
)
たちの
勞
(
らう
)
に
報
(
むく
)
いたのである。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
顆
漢検1級
部首:⾴
17画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干