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幟
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はた
ふりがな文庫
“
幟
(
はた
)” の例文
「な、なんだろう」行列の先には、白木の箱を
担
(
にな
)
ってゆく者だの、きらきらとかがやく仏具や
幟
(
はた
)
をささげて行く者もあった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの
他人
(
ひと
)
の云ふことは何でも双手をあげて賛成する村長に話したら村の栄えのために村の客として迎えよう、
幟
(
はた
)
をつくり、
野楽隊
(
バンド
)
を繰り出し、花火を挙げて迎えよう
円卓子での話
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
またこの寺には一切経がないということを聞いて法然は自分所持の一切経一蔵を施入した処、住僧達喜びの余り老若七十余人華を散し、香をたき、
幟
(
はた
)
を捧げ、
蓋
(
きぬがさ
)
を揷してお迎えをした。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
母屋では、
最早
(
もう
)
仕度が出来たと見え、棺が縁の方に
舁
(
か
)
き出された。柿の木の下では、寝た者も起き、総立になった。
手々
(
てんで
)
に白張提灯を持ったり、紙の
幟
(
はた
)
を握ったり、
炬火
(
たいまつ
)
をとったりした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ひどい寄席で、薄汚れた
幟
(
はた
)
が一本、潮風に吹かれて鳴っていた。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
“幟”の解説
幟(のぼり)は、日本における旗の形式のひとつ。長辺の一方と上辺を竿にくくりつけたものを指す。
(出典:Wikipedia)
幟
漢検1級
部首:⼱
15画
“幟”を含む語句
旗幟
五月幟
鯉幟
紙幟
大幟
幟旗
標幟
馬幟
幟町
古幟
菖蒲幟
竿幟
贔負幟
関取千両幟
御幟
立幟
目幟
白幟
日幟
旗幟鮮明
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