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常態
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つね
ふりがな文庫
“
常態
(
つね
)” の例文
取次いでも
無益
(
むやく
)
なれば我が計ふて得させんと、甘く
遇
(
あしら
)
へば附上る言分、最早何も彼も聞いてやらぬ、帰れ帰れ、と小人の
常態
(
つね
)
とて語気たちまち
粗暴
(
あら
)
くなり
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
と小人の
常態
(
つね
)
とて語気たちまち
粗暴
(
あら
)
くなり、
膠
(
にべ
)
なく言い捨て立たんとするにあわてし十兵衛、ではござりましょうなれど、と半分いう間なく、うるさい、
喧
(
やかま
)
しいと打ち消され
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もう
飲
(
いけ
)
やせぬ、と
空辞誼
(
そらじぎ
)
は五月蠅ほど仕ながら、猪口もつ手を後へは退かぬが可笑き上戸の
常態
(
つね
)
、清吉既馳走酒に十分酔たれど遠慮に三
分
(
ぶ
)
の真面目をとゞめて殊勝らしく坐り込み
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
もう
飲
(
いけ
)
やせぬ、と
空辞誼
(
そらじぎ
)
はうるさいほどしながら、
猪口
(
ちょく
)
もつ手を後へは
退
(
ひ
)
かぬがおかしき
上戸
(
じょうご
)
の
常態
(
つね
)
、清吉はや
馳走酒
(
ちそうざけ
)
に十分酔ったれど遠慮に三分の真面目をとどめて殊勝らしく坐り込み
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“常態”の意味
《名詞》
常 態(じょうたい)
混乱などが起こる前の平常のありさま。
(出典:Wiktionary)
“常態”の解説
常態(じょうたい)とは平常・正常の状態を意味する。「状態」(同音異義語)とは意味が異なる。
(出典:Wikipedia)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“常”で始まる語句
常
常陸
常磐木
常世
常磐津
常夏
常套
常磐
常談
常闇