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常態
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じょうたい
ふりがな文庫
“
常態
(
じょうたい
)” の例文
「いや、ありがとう。持病というものは、ご推察をいただくほど、当人はさして苦痛でもありません。それが
常態
(
じょうたい
)
になっておりますから」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、前の話手は、ついとそっぽを向いて、
俄
(
にわ
)
かに冷淡になってしまう。それが人間の会話の
常態
(
じょうたい
)
であることを悟るまでに、彼は長い
年月
(
としつき
)
を要した程である。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
という句がどこぞで
刻
(
きざ
)
んではないかと思った。余はこの時すでに
常態
(
じょうたい
)
を
失
(
うしな
)
っている。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すなわちこれは果実の
常態
(
じょうたい
)
ではなくまったく一の変態で、つまり一の不具である。すなわちこれが不具であってくれたばっかりに、
吾人
(
ごじん
)
はこの
珍果
(
ちんか
)
を口にする幸運に
遭
(
あ
)
っているのである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“常態”の意味
《名詞》
常 態(じょうたい)
混乱などが起こる前の平常のありさま。
(出典:Wiktionary)
“常態”の解説
常態(じょうたい)とは平常・正常の状態を意味する。「状態」(同音異義語)とは意味が異なる。
(出典:Wikipedia)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“常”で始まる語句
常
常陸
常磐木
常世
常磐津
常夏
常套
常磐
常談
常闇