“巻上”のいろいろな読み方と例文
旧字:卷上
読み方割合
まきあ50.0%
まきあげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時にみねたにゆすり動きて、風叢林はやしたふすがごとく、沙石まさごそら巻上まきあぐる。見る見る一二七一段の陰火いんくわ、君がひざもとより燃上もえあがりて、山も谷も昼のごとくあきらかなり。
流石さすがに豪華なもので東と南に向った二方窓、二方壁の十坪ばかりの部屋に、建物の外観に相応ふさわしい弧型こけいマホガニーの事務机デスク、新型木製卓上電話、海岸傘ビーチパラソル型電気スタンド、木枠正方型巻上まきあげ大時計
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)