“差副”の読み方と例文
読み方割合
さしそへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後妻にむかへたること迄委細ゐさいに申立此儀は寶田村より差副さしそへに來たる者共へ御たづね下さるれば相分りますと申ければ大岡殿如何樣に其方が申處まをすところ聞處きゝどころあり猶追々吟味ぎんみに及ぶとて其日は一同下られたり其後外々の者一通り吟味ぎんみ有し所領主家來の者奸曲かんきよく取計とりはからひも聞ゆるにより評定所へ差出しに相成たり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やりし又叔母儀も彼よりのぞみて憑司方へ相越あひこしたるは村中總寄合そうよりあひの席の事にて相違は御座なく此儀は總代そうだい差副さしそへの者へおたづね下さらば相分る儀と存じ奉つりますと云に越前守どの其方昌次郎梅兩人不義致せしと云は何かたしかなる證據ありや傳吉此儀は委敷くはしく妻せんへおたづね下さるべしと云に大岡殿はコリヤせん其わけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)