トップ
>
巨寺
ふりがな文庫
“巨寺”の読み方と例文
読み方
割合
おおでら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おおでら
(逆引き)
これには弱ったんだ、清全寺ッて言う
巨寺
(
おおでら
)
の秘仏だっさ。去年の夏頃開帳があって、これを何だ、本堂の
真中
(
まんなか
)
へ持出して大変な騒ぎを遣るんだ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巨寺
(
おおでら
)
の壁に見るような、
雨漏
(
あまもり
)
の
痕
(
あと
)
の
画像
(
えすがた
)
は、
煤
(
すす
)
色の壁に吹きさらされた、袖のひだが、浮出たごとく、
浸附
(
しみつ
)
いて、どうやら
饅頭
(
まんじゅう
)
の形した笠を
被
(
かぶ
)
っているらしい。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
高い処に
照々
(
きらきら
)
して
間数
(
まかず
)
十ばかりもござりますのを、
牛車
(
うしぐるま
)
に積んで来て、
背後
(
うしろ
)
に
大
(
おおき
)
な森をひかえて、
黒塗
(
くろぬり
)
の門も立木の奥深う、
巨寺
(
おおでら
)
のようにお建てなされて、東京の御修業さきから
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巨寺(おおでら)の例文をもっと
(3作品)
見る
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石